上野、リベンジ。
ラスコー展のポスターを見て、前売券を購入したのは昨年だった。
調べてみると、2展でお得な前売券セットがあり、もう始まっていたクラナッハ展が安く買えるのでセット購入。
上野に行ったら、色々と周るところがある。
その時は、年賀状の為、銅版画に必要なものが欲しかったので、展覧会を見た後、芸大内の画翠へ。リュックがずっしり重くなる。
そもそも家を出たのが遅く、喫茶去に着いたのが、5時ジャスト。喫茶去は5時で甘味の時間終了で韻松亭の夜のお食事処タイムになってしまった。私の目の前で…
薄暗くなっていく中、早足で上野広小路方面へ急ぐ。
うさぎやも駄目かも、と思いながら…
どら焼き、売り切れ。
お店の人曰く、“4時までは工場が動いているので、それまでは確実にありますが、それ以降は…。予約の方の品はありますが…”
上野はちょっと久しぶりで、あんみつもどら焼きも楽しみにしていたのでがっかりだった。
風月でお買い物は出来たけど…
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気が付けば、ラスコー展も2月19日まで。
万障繰り合わせて行けそうなのが9日だったので、出かけた。
勿論、今回は早めに家を出て…
ラスコー展は面白かった。
私の興味は洞窟壁画だけだったので、壁画のレプリカを見た後、
即、その次の目的地、韻松亭の喫茶去へ。
この日の東京は珍しく、雪。
さらに動物園の前は大掛かりな工事をしていて迂回するようになっていたせいか、上野の桜の通りはだーれも居なかった。私だけ。すごーい贅沢な気分。
そんなだから、喫茶去もお客は誰も居なかった。
寒いし、クリームあんみつはどうかと思ったが、やっぱこれしかない。
プリプリの寒天にえんどう豆、白玉、生麩、それにあずき餡。その上に豆乳アイスと抹茶アイスの二段重ね。他ではお目にかかれない逸品なのだ。
死ぬとわかったら、食べ納めしておきたいものの一つ。なんちゃって。
その日も美味しくて、それは満足だったけど、とにかく仲居さんがぷりぷりしていて感じの悪いこと悪いこと。
プリプリは寒天だけにして。
気分が半減してしまう。
しばらく、喫茶去には行きたくない、なんて気持ちになってしまう。
喫茶去を出たところ、水仙が雪まじりの雨の中、咲いていた。
さてさてお次はうさぎや。
うさぎや到着3時49分。軒の上でうさぎがお出迎えしてくれる。
結構ぎりぎりの時間。
すぐ食べられるよう一個だけバラを買い、後は6個入りの箱を買う。
帰る道中一寸バラを食べたが、この出来立てがなんともたまらない。
餡がまだ出来立てのとろとろなのであった。
家に着くころには皮が餡の水分を吸って餡が落ち着いてしまっていた。
お茶を淹れて、ゆっくりと頂く。
それはそれで美味しかったのだけれども。
これで12月の無念を晴らしたのだった。