スペキュロス的食メモ

”食べること”に興味あり。食から季節や文化を感じながら暮らしたい。

シュトーレン

シュトーレンは過去に3回くらい食べたことがある。
ドイツの伝統的なクリスマス菓子ということだが、
どれもはっきり言って美味しくなかった。

1つは何だかもう忘れてしまったが、
ウェイカーのは1切れ食べられず降参。
日光金谷ホテルシュトーレンは妹の連れ合いが仕事上、金谷ホテルからもらったもので私たちにも振る舞ってくれたのだが、その時私以外みんなシュトーレンというものを知らず、私が「これはドイツの伝統的なクリスマス菓子なのよ。名前はシュ…シュ…えーっと…」てな感じで食べ始めたが、母を筆頭にそこにいた全員押し黙って自分の食べるべき分に取り組んだ。そんなお味だった。

それぞれ15~7年ぐらい前のことだろうか?
とにかく食べる度、シュトーレンって美味しくない、と刻み付けられてきた。

最近あちこちでシュトーレンを見かけるようになった。
これだけ出回っているということは日本人好みに味が改良されているかもしれない、と思いつつ過去の経験からはじめのうちは-即却下、近々では-迷ってみては買わない、を繰り返していた。

ところが、フォションFAUCHONで一寸変わったシュトーレンを見つけ、買ってみる気になった。(購入したのは12/5)


普通は白いシュガーがかかっているところだが、ピンクのシュガー。
ラズベリーシュガーだったかクランベリーシュガーだったか…

クリスマス前に少しずつ切って食べていくというので、そろそろ食べ始めないと…



ピンクのシュガーは甘酸っぱく、中はドライフルーツぎっしりのフルーツケーキ。
なかなかいいお味。
ピンク色もキッチュな感じで楽しい。

ただ、
ほんの小さく切ったつもりだったけど、砂糖たっぷり振りかけケーキは私にはちと甘過ぎる。
薄ーく切って少しずつ…もう少し前から食べ始めるものなのですね。