五条の山利
(水) 東京へ帰る日
新幹線までの2-3時間、最後まで有効に時間を使いたい。
こんな時だけ、やたらにフットワークが良くなる私。
いつもはほぼ引きこもり主婦なのに…
「三條本家みすや針」
ビル横の路地のような通路を入っていくと中庭があり、その奥でお商売をしている。
目当てを持って針を買いに行った方が良い、との容子さんのアドヴァイス。
最近、スワロフスキービーズのブローチなどを作っているのでビーズ針を買うと決め、いざ!
“ビーズ針”
使い切るまで責任保証と書いてある“絹糸”
勧められて“携帯お針箱セット”まで購入。
表は騒がしくなったので中庭の奥に引っ込みましたが、喫茶店と間違えて入ってくるお客さんもいます、というような内容を京ことばでスラスラ話すご主人。英語を聞き取るみたいにニコニコ聞いているだけの私なのだった。
三条を超えた高瀬川沿いのおばんざいの「めなみ」を確認。
「美よし」
12:00の開店を待っていた他のお客さんとぞろぞろ入店。
“きざみキツネうどん”を注文。
山椒がかかって出てくる。
京都では七味ではなく山椒なのかしらん?
テーブルにも山椒と七味が対等に置いてあった。
さらに山椒をかけて香りを楽しむ。
九条ネギたっぷり、芳醇出汁のうどん。
京都は薄味と言うけれど、確かに関東のお醤油で真っ黒の御汁とは違うけど、味はしっかりついている。
いつも寝ぼけた薄味料理を作る私には塩がきつめ。
いづ重さんの鯖寿司も塩がしっかりきいているなぁと感じた。
さあ、時間はまだある。
寺町通へ出て、上ル。
スマート珈琲は数人椅子に座って待ってるのが見える。
ここは無理。
さらに上ル。
あとは足早に京都駅を目指し、帰路へ。
<おまけ>
北山通のブライダルショップのポスター
このはんなりした可愛らしい着物コーデは京都ならでは、
<後日談>
あの時結びついていれば、もっと話が盛り上がったのに…
ごめんなさい。山利さん。
次回は五条のお店をお訪ねしてみましょう。