スペキュロス的食メモ

”食べること”に興味あり。食から季節や文化を感じながら暮らしたい。

五条の山利

(水) 東京へ帰る日
新幹線までの2-3時間、最後まで有効に時間を使いたい。
こんな時だけ、やたらにフットワークが良くなる私。
いつもはほぼ引きこもり主婦なのに…

河原町四条へ。高瀬川沿いを上り、三条へ。

「三條本家みすや針」
ビル横の路地のような通路を入っていくと中庭があり、その奥でお商売をしている。


針専門の老舗。針を作って400年の技に誇りを持っているお店。
目当てを持って針を買いに行った方が良い、との容子さんのアドヴァイス。
最近、スワロフスキービーズのブローチなどを作っているのでビーズ針を買うと決め、いざ!

“ビーズ針”
使い切るまで責任保証と書いてある“絹糸”
勧められて“携帯お針箱セット”まで購入。


表は騒がしくなったので中庭の奥に引っ込みましたが、喫茶店と間違えて入ってくるお客さんもいます、というような内容を京ことばでスラスラ話すご主人。英語を聞き取るみたいにニコニコ聞いているだけの私なのだった。

三条を超えた高瀬川沿いのおばんざいの「めなみ」を確認。



「美よし」
12:00の開店を待っていた他のお客さんとぞろぞろ入店。
“きざみキツネうどん”を注文。


山椒がかかって出てくる。
京都では七味ではなく山椒なのかしらん?
テーブルにも山椒と七味が対等に置いてあった。
さらに山椒をかけて香りを楽しむ。

九条ネギたっぷり、芳醇出汁のうどん。
京都は薄味と言うけれど、確かに関東のお醤油で真っ黒の御汁とは違うけど、味はしっかりついている。
いつも寝ぼけた薄味料理を作る私には塩がきつめ。
いづ重さんの鯖寿司も塩がしっかりきいているなぁと感じた。

さあ、時間はまだある。
寺町通へ出て、上ル。

スマート珈琲は数人椅子に座って待ってるのが見える。
ここは無理。

さらに上ル。


開いていました。「村上開進堂」

予約してなかったけど、買うことが出来ました。“ロシアケーキ”

あとは足早に京都駅を目指し、帰路へ。

<おまけ>

北山通のブライダルショップのポスター
このはんなりした可愛らしい着物コーデは京都ならでは、

<後日談>
切通進々堂でお名刺を頂いた五条の味噌屋さんは「山利」といって、「仙太郎」の花びら餅や柏餅に使われている味噌のお店だとを帰宅してからわかる。
あの時結びついていれば、もっと話が盛り上がったのに…
ごめんなさい。山利さん。
次回は五条のお店をお訪ねしてみましょう。