スペキュロス的食メモ

”食べること”に興味あり。食から季節や文化を感じながら暮らしたい。

セーグル・フリュイが出来るまで②

リュスティックの出来に一寸がっかりして、しばらく冷凍したパートフェルメンテは放置していた。しかし、冷凍とは言っても2週間くらいで使い切った方がいいみたいなのでいよいよセーグル・フリュイを作ることに。
まずは前日、ライ麦種を作る。
ライ麦粉150g・水100gを混ぜ、ラップで包んで冷蔵庫の野菜室で丸1日ねかせる。


翌日、まずは冷凍パートフェルメンテ100gを自然解凍しておく。
解凍中も発酵して膨らんでくるのがわかる。生きている。


前日から丸1日たったライ麦
準強力粉100g
インスタントドライイースト小1/4と水小1で作ったイースト液…水の温度に注意する。(春秋30℃・夏25℃・冬35℃)
塩5g
はちみつ5g
水50g…水の温度に注意する。(春秋30℃・夏25℃・冬35℃)
解凍したパートフェルメンテ100g


フリュイの材料はレーズン35g・オレンジピール35g・クルミ35g
レーズンは軽く湯通し、オレンジピールは細かく刻んでおく。
クルミは素煎クルミを使用。小豆大に刻んで150℃のオーブンで15分から焼き。…これが意外と美味しくなるポイントかもしれない。

上記の材料をHBにこねてもらう。
ライ麦種が固めなのでHBも結構大変そうな音を出している。
出来上がった生地はボールに入れ、ラップをして冷蔵庫の野菜室でオーバーナイト発酵。
















明けて












朝起きて、膨らんでいるのを見ては喜びを感じる。

2分割して丸め、ベンチタイム15分。(ぬれ布巾をかける)
まだまだ膨らむ。











これを手で押し広げ、3等分にたたむ。
手のひらで転がして32cmにする。
ライ麦粉で打ち粉をし、布どりして30℃で35分発酵。(ぬれ布巾をかける)
布どりは初めて。まずまず成功でホッとする。
まだまだ膨らむ。











210℃のオーブンでで20分。
焼いている間も膨らむ。












セーグル・フリュイ完成。


これは感動モノで、パン屋さんより絶対美味しい出来上がり。
みっちり重たいパンでクルミがパンのコクを増している。
レーズンもオレンジピールもそこそこみっちり。
オリジナルのオレンジピールでオレンジの香りが口いっぱいに広がり嬉しい。。

手間とj時間がかかっているせいか、このパンを噛みしめて正直感じた気持ちは美味しいというより、愛おしい。なのだった。