スペキュロス的食メモ

”食べること”に興味あり。食から季節や文化を感じながら暮らしたい。

ためてしまった絵日記をかくが如く③

6月13日
先日、購入した島根の風流堂のお菓子をいただく。
 
❤鮎
初夏を味わう季節物
 
渓流では鮎釣りが解禁となり、
着物の世界も鮎の柄の着物や帯、手軽なところでは若鮎の帯留などを合わせて季節を楽しむ。
 
それに比べ 和菓子の鮎で季節を楽しむのは安上がりですなぁ。
 
若鮎を食す、とか 着物で鮎解禁の季節のコーディネートをして楽しむとなったら、財力はもちろん気力体力も必要。
なんで私がこうお菓子に熱心になるのかという理由のひとつはこれです。
手身近なところで 季節を味わったり、ゆったりした気分になったり、一緒にお茶や器を楽しんだりできるからです。
 
“鮎”を知らない方のために

外はカステラの薄い皮
中は求肥

 
祖母が仏壇にお供えするお菓子として この季節、よく買っていました。
しばらくお供えした後、自分のお茶の時間の楽しみにしていました。
私は学校から帰ってきてすごくお腹がすいていると
お線香のにおいのするそのお菓子を勝手に頂戴していました。
 
❤路芝
 
袋を開けるとこんな感じ
 

 
きな粉のねじりん棒のような形です。
鮮やかな緑色は抹茶でもうぐいす豆でもなく隠元豆の色。
味も隠元豆由来の味、胡麻も少々入っています。
隠元豆のお菓子は初めてで慣れないせいか “?” という感じ。
形が小ぶりだし、手も汚れないので
お手前の席で活躍しそうです。
隠元豆というのも話題になるしね。
 
茶道が盛んな出雲の国のお菓子でした。