スペキュロス的食メモ

”食べること”に興味あり。食から季節や文化を感じながら暮らしたい。

“コロコロ”


 
木皿泉さん脚本の舞台、「ハルナガニ」のチケット手に入れました!
 
「すいか」以来の木皿泉さんのカルト的?ファンです。
 
 
寡作な方でドラマの新作を“まだかなぁ”とあてもなく待っているような感じでしたが、このところのご活躍は目覚ましく、エッセイ・小説・映画脚本などこだわりなく出力していらっしゃいます。
舞台脚本も2年ぶり。
 
待ちわびていました。
 
実は一昨年は自分が超忙しく、木皿さんの舞台が上演されているのも全然知りませんでした。(カルト的ファンか?)昨年は超暇で、あとからこの事実を知り、“次は絶対見に行くぞ”と心に誓ったのでした。
で、ようやくチケットを手に入れるところまでたどり着きました。
 
 
❤ ❤ ❤
 
 
木皿さんの作品には食べることがよく出てきます。
食べるシーンだったり、食べ物そのものがストーリーの重要なファクターだったりします。
 
「すいか」以来、シーズンに一回は桃を箱買いして冷やさずにまず一個食べています。
「ノブタ」以来、志ほぜのお饅頭は私の定番に。
シューマイをウスターソースにドボッとつけて食べてみたり、
ハードトーストをホームベーカリーで焼いてみようとして失敗したり…
 
 
未発表小説「晩パン屋」…昨年、KAWADE夢ムック・文藝別冊に掲載されました。 
 
舞台は夜中にしか開かない吸血鬼がやっているパン屋さんで
妖しげなパンがいろいろ登場します。
 
こし餡と苺ジャムとカスタードの入った「3食(色?)パン」とか
カステラに目の覚めるような緑の羊羹をはさんだ「シベリア」とか
ビー玉ほどの餡ドーナツをひと握りほど袋に入れた「コロコロ」とか
 
到底 私が食べてはいけないラインナップで逆に強烈に印象に残ってしまいました。
 
於 富澤商店
レジ横には はかり売りがいつも美味しそうに試食とともに並んでいるのですが、
ある日
-冬季限定!ベビーあんドーナツ-
が目に飛びこんできて つい 遊び心も手伝って買ってしまいました。
 
 
一日一個ネ、と自分に言い 食べて始めましたが、
あまり甘くないのと大きさが小さいのとで ついついパくっといってしまいます。
 
で あっという間にこんな状態に…
 

 
ホホホ